後半戦のキーとなる人物は「寺田心さん演じる虎鉄くん」
――高藤や田邊教授など、キーとなる人物がさまざま出てきていますが、これからクライマックスに向けてはどういった方が出てくるのでしょうか?
万太郎に一番近い人物でいうと、寺田心さん演じる虎鉄くんという高知の子ですね。
ヤッコソウを発見する際に案内してくれる少年で、ヤッコソウに自分の名前が発見者として入れられたことに感動し、10年後に上京してきます。そして万太郎の助手となり、長屋に住むという役どころです。寺田さんが少年時代を演じ、その先を演じる役者さんは未発表なのですが、楽しみにしていただけたらと思います。
第2週で蘭光先生(寺脇康文)と少年・万太郎が関係を築いたのと同じように、今度は万太郎が先生になり、後進の植物学を志す若者と交流する様子が描かれます。万太郎は東大のアカデミズムの表舞台からは降りますが、全国に植物学のネットワークを繋ぎ、図鑑の完成へと進んでいく。こういった新しいフェーズに入っていくかと思います。
――では最後に視聴者・読者にメッセージをお願いします。
後半戦も違った形で見応えのあるドラマになっています。私も毎週試写を見て「こう来たか」とワクワクしているので、きっと皆さんの期待を裏切らない、目が離せない作品になっているかと思います。ぜひ最後まで応援のほど、よろしくお願いします!