越山高校の夏の大会は終了、そして南雲はケジメを
1対2で惜しくも1回戦で敗退した越山高校野球部。部員が一人だけの時もあったがずっと野球部を守り続けてきた日沖誠(菅生新樹)ら3年生はこれで引退。最後の大会に出られなかった日沖の姿を見て、1年生の弟・壮磨(小林虎之介)が野球部に入ることを決意。正捕手としてチームを変える存在となった。
南雲の妻・美香は8月から一年、元々働いていた職場に復帰することを決意。そのため、息子・青空と娘・なぎさと3人で三重を離れ、東京に行くこととなった。
そして南雲自身は、教員免許を持っていないこと、教員免許を偽造したことのケジメとして警察に出頭することを決めた。
妻・美香たちを見送り、丹羽校長と共に南雲は警察へ
試合後、校長の丹羽(小泉)に事情を話すと、学校側でやるべきことは行うと約束してくれたが、「生徒たちに自分から説明したい」という南雲の要望は却下。「誠に遺憾です」という言葉を発した通り、南雲の罪を重く受け止めているようだ。
監督の横田やグラウンドを提供してくれた犬塚(小日向)、そして生徒たちにも事情を話せないまま、その日が来た。東京に行く美香たちを見送った後、丹羽校長と共に南雲は警察署へ。
警察官は校長と南雲が揃って警察にやってきたのを見て、生徒が何かやらかしたかと思ったが、「生徒じゃないです。私です。私がやらかしました。不正を働きました。罪を償いたいと思い、伺いました」と深刻な表情で答えた。
越山高校の教師を辞めたからといって、数年間勤めてきたので学校も無関係ではいられない。野球部は1回戦負けだったが前を向いて進み始めている。その野球部の活動にも影響を与えてしまうことになるだろう。部員たちがこのことを知ったらどう思うのか、南雲の見方が変わってしまうのか気になる。次回、どの方向に転がっていくのか注目したい。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
※このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画されたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。
TCエンタテインメント