なにわ男子・道枝駿佑が、3月18日に都内で開催された“日台合作映画”「青春18×2 君へと続く道」のジャパンプレミアに登場。清原果耶、黒木華、黒木瞳、メガホンをとった藤井道人監督と共に撮影エピソードや、“忘れられない出会い”などについてトークを展開した。
18年前と現在の思いが切なく交錯するラブストーリー
同作は、ジミー・ライの紀行エッセー「青春18×2 日本慢車流浪記」を藤井監督の脚本・演出で映画化。映画「DUNE デューン 砂の惑星」(2021年)などで知られる俳優チャン・チェンがエグゼクティブプロデューサーとして参加し、台湾の俳優シュー・グァンハンと清原がW主演を務める。“初恋”の記憶を巡り、18年前と現在の思いが切なく交錯するラブストーリーだ。
長野・飯山線でジミー(シュー・グァンハン)と出会う18歳の青年・幸次を演じる道枝は、撮影時のエピソードを聞かれると「本当に走っている電車に乗りながら限られた時間の中で撮影するのはすごく新鮮でした。ただでさえ制限があるのに、より時間がない中で進めていくので、すごく集中してできたのかなと思いますね」と明かし、駅から駅までの移動中に撮れるシーンを撮っていくという、かなりの集中力を要する撮影に挑戦した当時のことを回顧。
そんな駅の撮影では特に印象的だったことがあるそうで「幸次とジミーさんがお別れするシーンがあるんです。それは(駅の)ホームでの撮影だったんですけど、実はそれ本当に(演じる本人とも)お別れだったので、すごく印象に残っていますね」と美しい雪景色の中で撮ったという、ジミー(グァンハン)との別れのシーンの裏話も紹介した。
山田涼介がきっかけで事務所に
そして作品にちなんで、これまでの人生で影響を受けた“忘れられない出会い”について聞かれると、道枝は「僕の憧れの先輩が山田涼介くんなんですけど、今の事務所に入ったきっかけが山田涼介くんで、山田くんのドラマを見て事務所に履歴書を送ろうと思ったので、今こうしてデビューして、山田くんに思いを伝えられたのがすごくうれしいです」と答え、「(思いを伝えた時に山田が)すごく喜んでくださって。これからもずっと僕の憧れですね」と力を込めた。
また、その流れで藤井監督も“忘れられない出会い”を語ることに。藤井監督は「今回の映画でチャンスをもらえた、チャン・チェンは僕にとっては映画スターなんです。チャン・チェンと映画を撮るという人生が来るとは思ってなかったので、本当に感謝していますし、たぶん一生忘れない出来事だなと思っていました」と、これが初めてのプロデューサー挑戦だった俳優チャン・チェンとのタッグが忘れられない出会いになったことを伝えた。
映画「青春18×2 君へと続く道」は5月3日(金)に公開される。
◆取材・文・撮影＝月島勝利(STABLENT LLC)
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