神木隆之介が主演を務める日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第8話が12月15日に放送された。鉄平(神木)や朝子(杉咲花)が願っていた新たな石炭層が端島で見つかり、島中が歓喜に包まれて見ている方も我がことのようにうれしくなった。X(旧Twitter)でも「石炭出て島民と歓喜してしまって泣いてしまってた」「嬉し涙出た!」とトレンド入りを果たした。(以下、作品のネタバレを含みます)
これまでの日曜劇場とは一線を画す“ヒューマンラブエンターテインメント”
同作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語となっている。脚本は野木亜紀子、監督は塚原あゆ子、プロデューサーは新井順子が務め、「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年、共にTBS系)などを手掛けたヒットメーカーたちが、完全オリジナル作品で初の日曜劇場主演に挑む。
神木は、1950年代の端島に生きる主人公・鉄平に加え、現代の東京に生きるホスト・玲央の一人二役を演じる。また、鉄平の良き理解者である兄・進平役で斎藤工、鉄平に思いを寄せる食堂の看板娘・朝子役で杉咲花、端島に突然現れた謎の女性・リナ役で池田エライザ、鉄平の親友でありライバルである賢将役で清水尋也、ある過去を抱える自由奔放な鷹羽鉱業職員の娘・百合子役で土屋太鳳が出演。
さらに、謎多き行動で物語をかきまわしていく婦人・いづみを宮本信子が演じる他、國村隼、沢村一樹、中嶋朋子、山本未來、さだまさしといった俳優陣がストーリーを盛り上げる。
廃鉱し4カ月がたった端島では、鉱員たちの多くが島を去る
その日暮らしのホスト・玲央(神木)は怪しげな婦人・いづみ(宮本信子)と出会う。いづみは長崎・端島の出身で、端島に並々ならぬ思いを寄せていた。
高度経済成長期の1955年、端島。炭鉱員・一平(國村)の家に生まれた青年・鉄平は、島外の大学を卒業後、島の炭鉱業を取り仕切る鷹羽鉱業の職員として端島に戻ってくる。同じ大学を卒業した幼なじみの賢将と百合子も帰島。同じころ、端島に謎多き美女・リナがやってきて住み着くようになる。
1964年。爆発事故を食い止められず廃鉱し4カ月がたった端島では、鉱員たちの多くが島を去り、残った者たちも希望を失いかけていた。荒木家でも、長年の無理がたたった一平(國村)が病床に伏してしまう。
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発売日: 2021/07/20