長澤まさみが映画マニアに色仕掛け?「コンフィデンスマンJP」【プロデューサーに聞く(4)】
長澤まさみ、東出昌大、小日向文世の3人が信用詐欺師を演じ、欲にまみれた人間たちから大金をだまし取っていくドラマ「コンフィデンスマンJP」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)が放送中だ。
テンポのいいストーリー展開と共に、毎回豪華ゲストが魅力的な悪役を演じることでも注目を集める本作。4月30日(月)放送の第4話のターゲットには佐野史郎が登場し、長澤演じるダー子たちの餌食になっていく。
佐野が演じる食品加工会社の社長・俵屋は、常習的に食品偽装をしている一方、私生活では大の映画マニアという役柄。ダー子たちは映画好きという趣味に注目し、偽の映画の出資話を持ち掛ける。
今回の注目すべきポイントを、プロデューサーの草ヶ谷大輔氏に聞いた。
「第4話は、大胆にだましの手口を広げて、映画人が集う設定のカフェバーや偽の映画を作りします。また、ダー子たちは、佐野さん演じる俵屋が映画マニアというところに付け込んでだましていくので、これまでの回と毛色が違うんです」
「俵屋は会社で食品偽装という不正をしていますが、そこを突くのではなく、無類の映画マニアだからこそのおびき寄せ方をしていくんです。今までは(その業界に)攻撃していきましたが、今回は撒き餌をして、来た魚を捕まえる!」
俵屋は学生時代に自主映画の制作や、劇団の立ち上げをした経験もあるほど、映画に没頭。これまで登場したゲストの悪役とは違った、人間味のあるキャラクターだ。
「このドラマの全話中、最もかわいらしいターゲットかもしれません。映画に対する思いは非常にピュアで誠実な人です。だましも分かりやすくてばかばかしい。笑える要素が非常に多いですね」
「空港でのシーンや、殺陣のシーンなど、結構いろいろなところに行って収録をしました。(視聴者を)飽きさせないシーンが満載です」