西田敏行「西郷どん」の息子役に!最終章からの出演に『気持ちのいい騙され方をしたな』
大河ドラマ「西郷どん」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)で語りを務めている西田敏行が、10月21日(日)放送の第39回から西郷吉之助(隆盛、鈴木亮平)の息子・菊次郎役として出演することが発表された。
10月14日放送の第38回では、西郷家の次男・吉二郎(渡部豪太)が戊辰戦争で戦死。吉之助は、吉二郎が家計の苦しい西郷家をどのように支えてきたのかを知らされ、心動かされる場面が描かれた。
そして、ついに21日放送の第39回「父、西郷隆盛」から時代は明治へと移り変わり、同作は最終章へと突入する。
西田が演じる菊次郎は、吉之助と2人目の妻・愛加那(二階堂ふみ)との間に生まれた子ども。奄美大島で育ち、9歳で薩摩の西郷家に引き取られ、糸(黒木華)が継母となる。
菊次郎役は、9歳から12歳までを城桧吏が演じ、14歳からを今井悠貴が、そこから年月が経ち京都市長となった姿を西田が演じることとなる。
西田敏行、出演決定に「気持ちのいい騙され方をしたな」
10月10日に行われた第39回試写会には鈴木と西田が登壇し、同放送回について語っていた。
出演について、西田は「まさかこんな形で出演することになるとはゆめゆめ思っておりませんでしたので、びっくりしました」と予想外だったことを明かす。
しかし「この語りが菊次郎からの目線だったのかと分かって色んな意味で腑に落ちた部分がありました。これまでの放送を見返してみると、ちゃんとつながっていて、気持ちのいい騙され方をしたなと感じております」と笑顔を見せる。
鈴木も「最初に思った正直な気持ちは、『父親に向かって気張れとか言ってたのか』っていう(笑)。でも面白いなって思いました」と西田の出演には驚いたという。
一方で「尊敬している大先輩の西田さんが演じる菊次郎の心の中に“強烈に印象に残っている父親”として、吉之助が背負っているものの重みを何かしらの形で表現したいなと思いました。今までの吉之助の明るい面だけではなく、菊次郎からみたミステリアスな部分も大切に演じたつもりです」と役への思いも強くなったそう。
また、「39回で子役の菊次郎を演じている城桧吏くんがすごく美少年でして…見てくださった方は、この子がどう、西田さんになるんだろうと思うかもしれませんが(笑)。青年役の菊次郎を演じる今井くんが、ちょうど城くんと西田さんの間を取っているので、自然な流れになっております。そこもお楽しみにしていただければと思います」とポツリ。
すると西田は「補足すると、城くんは私の少年時代の写真とそっくりなんですね。僕の写真を見てオーディションをしたのかと思いましたよ。記事にするかどうかはお任せします(笑)」と答え、会場の笑いを誘った。