TPD、新体制初のライブシリーズ“SLC”を完走! 全力で駆け抜けた6人に喝采<ライブリポ1>
突然のバースデーコーナーも
ここからどんな世界に連れていってくれるんだい?と思ったら、一気に一夜明けて朝がきたかのような澄み切った爽やかボイスの持ち主・浜崎がソロで現れ、「Over The Rainbow」の時間に。そう、ソロ&ユニットコーナー突入だ。
メンバーカラーの薄い黄色のペンライトが会場中に光り、ストリームホールならではの音の響き具合も相まってファルセットがマシマシでかかり、曲終わりには思わずペンを捨てて「ZIP!」ポーズを決めたくなっていると、これまたガラリと世界観が変わって櫻井と高嶋&上西の“ババ3”トリオが食い気味に現れ、「BIRI BIRI GIRL」。
いつぞや歌い出しの歌詞をビリビリっとぶっ飛ばした櫻井だったが、今回はきっちり決め、まさに水を得たイサキ(魚)のように伸び伸びと歌い踊る姿が印象的だ。
そして曲終わりに再びイントロが流れ出し、櫻井も「うぇ?」とキョトン顔。
かと思えば、浜崎らが現れ「さあ~いさきちゃん! お誕生日おめでとうございます!」と祝ったかと思いきや、「シュークリーム、いさきの顔面にぶつけちゃえ!」という、国語のテストなら減点になりそうなくらい前後のつながりがない言葉が浜やんから飛び出し、思わず櫻井も「えっ? (この後)ライブあるよね~!? ぎゃ~!」と、100点のリアクション。
それでも、上西がシュークリームを派手にぶつけるはずが、遠慮がちになってしまったことに触れ、「星来ちゃん、やるならもっとちゃんとかけて~!」と櫻井が芸人のようなことを言うと、心の優しいじょにーは「ごめんね…、なんかかわいそうになっちゃって…」と低い声で言い訳していた。
さらに同じくバースデーガール・橘がビリビリのペンでダメージを受ける展開もありつつ、唐突に現れたバースデーコーナーは終了し、「Shadow Dancer -Rearranged ver.-」へ。
ここはスタンバイばっちりだった脇がダンス激しめに、ボーカルもソロとしてやっていける可能性すら感じるほど艶のある声で歌い出す。
TPDのストイックといえば浜崎を思い浮かべがちだが、脇も普段はちゃらんぽらんな(失礼)ことを言ったり、動きをしたりしていても、恐らく裏では相当な努力をしているのだろうな。
もちろん全員そうだろうけど、特に彼女は「テスト勉強してない」って言いつつ、実はちゃんとやっていて高得点を取るタイプとでも言ったらいいのか、単に女子力が高い子ってわけじゃない奥深さがある。
そこから脇が抜け、浜崎&橘の「BURN ME OUT」へ。年末にも思ったが、この舞台のBMOは独特のEDMサウンドがさえわたり、WWW Xとはまた違う味の“低音波”がガンガンに押し寄せてくる感じだ。
それに浜崎はもとより、最年少メンバーの橘も妖艶な魅力を全開にさせてくる。実際はビリビリで大変だったらしいが…そこは全く感じさせないプロ意識も泣ける。
そして、「ユニットといえば私たちをお忘れなく!」と誰が言ったか言わないか、上西と脇のユニット・赤の流星が現れ、2人のボーカルが特に生かされる「紅~beni~」。
赤の流星の2人のボーカルは、適度にエモくて適度に異端な音程を刻むところが好き。決して王道こそ正義、と声高に主張しないあたりが爪弾き者気質の筆者の胸を打ち、共感しっぱなしだ。
バレエで鍛えたしなやかなダンスとストイックかつ柔らかい身のこなしのダンスの融合というのも乙よね。
その後はイントロが流れただけで安心感が体全体を駆け巡る、高嶋のソロ曲「be alright...」。なんだろうこの安心感。
「みんな好き放題やってもええんやで、私がいつでも守ったるから」とでも言わんばかりの高嶋の歌声の安定度と、全てを包む包容力に脱帽だ。
6月12日(水)発売
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■東京パフォーマンスドール公式サイト
【HP】http://tpd-web.com/
Live Info
「DMM VR THEATER presents Future LIVE~複合現実~vol.5 東京パフォーマンスドール 〜ダンスサミットVR〜 」
4月27日(土)夜6:30開場/夜7:00開演
神奈川・DMM VR THEATER
「The 6th Anniversary ダンスサミット」
6月16日(日)昼5:30開場/夜6:00開演
東京・渋谷ストリームホール
赤の流星ワンマンライブ「Into The Night 〜憂鬱な夜の夢〜」
4月13日(土)
【#01】昼0:30開場/昼1:00開演
【#02】昼5:30開場/夜6:00開演
東京・渋谷Club Asia
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