イッセー尾形、小日向文世、大泉洋で“3人芝居の傑作”に挑む!「神様的な存在と…怖いなー(笑)」
イヴァン役:大泉洋コメント
頂きました台本をまだ読み込めてはいないのですが、仲のいい3人が絵1枚で大げんかに発展していくんです。せりふも難しいし、いろいろまだ分からないところもありますが、どこか滑稽で、笑ってしまうところもあるんですよね。
ただ、狂気じみているといえば狂気じみているし、そこをどうやって小川さんが演出で見せるのかとても楽しみにしております。
私の演じるイヴァンはある種、1番優しいといえば優しいんじゃないでしょうか。自分の意見をはっきり言えないんですよね。
何となくいいじゃん、いいじゃんという、事を荒立てずに何とかしたいと思うんだけれども、彼の態度でより3人の事態が悪化していってしまう。
しまいには、おまえのせいだと責められてしまう。酷い話だなと(笑)。結構、優柔不断なところは、ちょっと私に似ているんです(笑)。
私もとにかくもめ事が嫌いで、だから争いごとになるとかは本当に避けたいですね。1番、私自身に近いですかね。間違っても、マルクやセルジュではないです。
劇中で起きていることは相当深刻だし、辛らつなんだけれども、ただ彼らのけんかを端から見ている分には、何か滑稽さを感じて笑ってしまうんですよね。笑っていいのか分からないんだけど(笑)。
あの絵を買ってからの2人というのはおかしいですよね。しまいには、人のカミさんや恋人のことまでボコボコに言うから。そんなの堪らんわという。何であんなことになっていくんだろうと、私自身も不思議に思ってます。
今回のお話を頂いたとき、純粋にイッセー尾形さん、小日向文世さん、演出家は小川絵梨子さんという、これはまたとない座組みだなと。やっぱり、イッセーさん、小日向さんって、舞台人としては神様的な存在ですよね。
そんな人たちと私が一緒に出られるというのは光栄ですが、怖さもあります。この御2人と、私がたった3人で舞台に上がるわけですから。でも、だからといって逃げるわけにはいかない仕事ですよね。
こんなチャンスはまたとない。やらないという答えはないです! でも、やっぱり怖いなー(笑)。