芳根京子『演じていて胸が苦しくなりました』、町田啓太ら「Akiko’s Piano―」出演者インタビューを紹介!
父・源吉役の田中哲司コメント
雨に悩まされた、三日間の短い撮影でした。日本人、又は一人の人間として、風化させてはいけない事実。大袈裟かも知れないですが、役者としての義務と言うか、、自分の演技なんて知れたところではありますが、ちょっとした事にも気を抜かず、全力を持って挑まなければいけない作品だと思いました。
母・シヅ子役の真飛聖コメント
毎日が、いつどうなるかわからない状況の中生きていくというのは、とてつもない緊張感や不安の日々だったことでしょう。でもそんな中、ピアノという夢中になれるものに出会えた明子さんは幸せだったのではないかなと思いました。
明子さんを演じた芳根さんは、とても真っ直ぐな瞳、そしてあの愛らしい笑顔を見た時、なんて心の綺麗な人なんだろうと、愛おしさが込み上げてきました。健気な姿も明子と重なりとても魅力的な女性だと思いました。
勿論、75年前に本当に起こった出来事なので楽しんで見てくださいという言い方は違うと思うのですが、事実だからこそ、その時代を懸命に生きた方達の真っ直ぐな想いを受け取っていただけたら嬉しく思います。河本家のキーワードは「トマト」です。
町田啓太コメント
実際に75年前にあった出来事で、僕はその時の事を、人から聞いたり資料でしか見たことはありませんが、今こうして命があるということや、人として命に対してどうあるべきなのか今の自分なりに改めて考えさせられました。僕自身、演じさせて頂くことで、そのきっかけをもらえて感謝しています。
芳根さんは芯があり周囲を明るく照らすようなエネルギーに溢れている方だなという印象を受けました。そんな芳根さんだからこそ明子役にピッタリで、きっとこの作品をご覧になる方々の心に深く残るのではと思います。
明子さんとピアノ、そしてこの時代にあったことをみなさんと一緒に考えられると思いますし、一人でも多くの方とその時間を共有できることを願っています。
8月15日(土)夜6:00-7:30
NHK BSプレミアム、NHK BS8Kにて同時放送
脚本=田中眞一
出演=芳根京子、田中哲司、真飛聖、町田啓太ほか
制作統括=樋口俊一、坂部康二、山本喜彦