冬ドラマ注目4作品の結末をドラマ解説者が予想!
いよいよ最終回が近付いてきた2017年の冬ドラマ。注目4作品のクライマックスのストーリーと、ドラマ解説者・木村隆志氏による結末予想を紹介する。
沖田・深冬・壮大の三角関係は!?
「A LIFE~愛しき人~」の第9話(3月12日(日)夜9.00-10.04、TBS系)では、深冬(竹内結子)の脳から出血が。深冬は意識を取り戻すも、患部の状態が落ち着く3週間後まで手術ができなくなってしまう。もっと早く方法を見つけ、手術できていればと沖田(木村拓哉)が悔やむ中、壮大(浅野忠信)は虎之介(柄本明)に、深冬の手術を自身が行うと断言する。
■ドラマ解説者の結末予想
橋部敦子脚本の結末は、リアリズムの中に今後の希望を抱かせる傾向が。深冬の執刀医を巡る沖田と壮大の衝突は解消され、力を合わせた手術シーンへ。愛しき人を救った2人は別々の道を歩みそう。沖田と深冬は小児医療に尽力する同志、壮大と深冬は公私共に真のパートナーとなり、三角関係は終了。沖田が再び世界へ旅立つシーンが見られそう。
真紀の過去が結末のカギを握る!?
「カルテット」の第9話(3月14日(火)夜10.00-10.54、TBS系)では、幹生(宮藤官九郎)の母・鏡子(もたいまさこ)の元を富山県警の大菅(大倉孝二)が訪れ、真紀(松たか子)の写真を見ながら「実際の早乙女真紀は別の女の人」と告げる。話を聞いて混乱した鏡子は、収監されている幹生の元へ向かう。
■ドラマ解説者の結末予想
近年の坂元裕二脚本は幸福な結末が多く、土井裕泰演出の「猟奇的な彼女」('08年TBS系)も同様。誰かの片思いが成就し、2組のカップルが誕生する期待感十分。ただ、高橋一生さんが終盤の展開に「ゾッとした」と語っていたことから、真紀の過去が全てをブチ壊すなど「それでも、生きてゆく」('11年フジ系)のような、“みぞみぞする”結末になる予感も。