蝦夷鹿の肉そのものの旨味を存分に味わう
3皿目:蝦夷鹿のハンバーグ
見た目にも楽しい、蝦夷鹿肉100%の骨付きハンバーグ。2本のうち、1本はシンプルにそのまま焼いたもの、もう1本には鹿のデミグラスソースが流しかけられている。骨を持ち、かぶりついた髙嶋は「間違いないですよね」と満足そうに頬張る。
「いや、間違いないとか、そんな陳腐な言葉を使っちゃダメですね(笑)。すべての味わいが詰まってます。“鹿肉100%なのに全然さっぱりしてる!”じゃないんです。味わいが広がる。深いんですよ。ソースもさらっとしてますね」
「『ELEZO』の肉は噛めば噛むほどおいしい肉ばかり。よく噛んでいただきたいお肉です」と高橋和寛シェフ。すると髙嶋も「咀嚼して、自らが出す消化酵素と合わさったときに初めて、料理が完結するわけです!」と興奮気味。
4皿目:蝦夷鹿のミート&チップス
フィッシュ&チップスならぬ、ミート&チップス。蝦夷鹿のモモ肉をビールで溶いた衣をつけて揚げている。
ジュワジュワ、パチパチと鹿肉やポテトを揚げる音を聴きながら、「これとビールとか、最高ですね! ここはポテトもめちゃくちゃおいしいんですよ」と目が輝く髙嶋。料理がサーブされるや否や、「これはもう、出た瞬間に食べたい」と鹿肉を手づかみ! サクサクといい音が聞こえてくる。
「皆さん普通に見てますけど、これ相当熱いです(笑)。でも指の熱さより、早く食べたいんですっ。もう揚げたての、この瞬間しか味わえないですから。この(肉の断面に)ちょっと血がにじんでて、中のジュースが出てる状態ってすぐ火が入っちゃうんです。これは食べに来られた皆さんにもぜひ“手で”食べてほしい!」
たかしま・まさひろ=1965年10月29日生まれ、東京都出身。B型。
1987年に映画「トットチャンネル」で俳優デビュー。以降映画やテレビドラマ、舞台等で幅広く活躍。
2018年には、自身について赤裸々につづったエッセイ「変態紳士」を発売し、話題に。
出演舞台「醉いどれ天使」の開演を9月3日(金)に控える。
舞台「醉いどれ天使」
9月3日(金)~21日(火) 東京・明治座
10月1日(金)~11日(月) 大阪・新歌舞伎座
原作=黒澤明、植草圭之助/脚本=蓬莱竜太/演出=三池崇史
出演=桐谷健太 高橋克典 佐々木希 田畑智子 篠田麻里子 髙嶋政宏 ほか
公式HP: https://www.yoidoretenshi.jp/
<取材協力>
エレゾゲート (ELEZO GATE)
東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 3F
店舗サイト: https://www.toranomonhills.com/toranomonyokocho/1003.html
株式会社ELEZO社
公式サイト: http://elezo.com/
スタイリスト=井嶋一雄(Balance)
ヘア&メーク=TOYO
衣装協力=HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE