「西郷どん」鈴木亮平 瑛太は“意識する同世代俳優” 大久保役を熱烈歓迎!
2018年の大河ドラマ「西郷(せご)どん」(NHK総合ほか)の主な出演者発表会見が行われ、既に発表されている主演の鈴木亮平のほか、瑛太、黒木華、桜庭ななみ、渡部豪太、塚地武雅、風間杜夫、平田満、松坂慶子が出席した。
同作は、林真理子が「本の旅人」(KADOKAWA)に連載中の「西郷(せご)どん!」を原作に、西郷隆盛(鈴木)の生涯を描く。脚本は中園ミホが担当する。
貧しい下級武士の家に育った西郷吉之助(のちに隆盛)は、生涯の師・島津斉彬に見いだされ、成長。3度の結婚や2度の島流しを経て、唯一無二の“革命家”へと覚醒していく。
会見では、吉之助の盟友でありライバルの大久保一蔵(のちに利通)を瑛太、同作のヒロインで吉之助の3人目の妻となる糸を黒木、吉之助の妹・琴を桜庭が演じることなどが発表された。
鈴木は、なかでも瑛太との初共演は念願だったと言い、「誰にも言っていなかったのですが、大久保が瑛太さんだったらいいなと思っていました」と笑みを浮かべた。
その理由を聞かれると、「僕の持っていない感性を持った方。僕が陽だとすれば陰に入る方だと思っていて、さわやかな役をやっていても、その内に強烈な何かを持っている。それが大久保の鉄の意志にリンクする気がする」と語り、「取材で意識する同世代の俳優を聞かれると、必ず名前を挙げていた」と明かした。
そんなラブコールに瑛太は、「初共演ですが、以前、電車のホームで1人たたずんでいるところに出会いました。こんなにホームで存在感がある方がいるのかと思った」と告白。
さらに「安心感があって、予定調和だけでないものができると思う。今まで培ってきたものを思い切り芝居でぶつけられる関係性を築き上げたい」と語った。
そんな瑛太は、「篤姫」(2008年)以来の大河ドラマ出演。当時も薩摩藩士である、小松帯刀を演じた。
「ロケのときに祖母・祖父が撮影を見に来てくれたて、祖母には“自分には西郷の血が入っている”と言われました。だから、今回の主演が発表されたときは『あ、俺じゃないんだ』と思いました(笑)」と会場の笑いを誘っていた。
ほか、吉之助の弟で西郷家を支える西郷吉二郎役を渡部、西郷家の下男・熊吉役を塚地、吉之助の父・吉兵衛役を風間、大久保の父・次右衛門役を平田、吉之助の母・満佐子役を松坂が務める。