木村拓哉が主演を務める“月9ドラマ”「風間公親-教場0-」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系) の第10話が6月12日に放送された。新人刑事の指導を続け、常に冷静な風間(木村)が見せたある姿と出来事が大きな反響を呼んだ。(以下、ネタバレを含みます)
新人刑事・中込の指導を続ける風間
同作は、長岡弘樹の小説を原作に、2020年と2021年に新春SPドラマとして放送された「教場」「教場Ⅱ」の前日譚。風間公親(木村)が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に刑事指導官として当たっていた時代を描く。風間がなぜ冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかになる。
風間とバディを組んで実際の殺人事件の捜査を通してスキルを学ぶ“風間道場”に送り込まれる新人刑事を、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太が演じる。また、神奈川県警捜査一課の事務員・伊上幸葉を堀田真由、捜査一課の刑事・谷本進一を濱田崇裕(ジャニーズWEST)、同じく刑事・尾山柔を結木滉星、神奈川県警本部捜査一課調整官・眞堂丈史を小林薫、通称・風間道場を考案した神奈川県警警察学校の学校長・四方田秀雄を小日向文世がふんする。
第10話は、風間と遠野(北村)を襲った十崎(森山未來)の犯行と考えられる強盗事件が発生する中、風間は中込(染谷)と共に別の変死体が発見された現場に臨場した。
風間の指導で成長する中込
現場に向かう際、中込は「強盗の捜査に合流したほうが…」と言った。しかし、風間は「君を指導するのが私の仕事だ」ときっぱり。認知症を患っていた清香(竹下景子)が亡くなり、22歳年下の夫・継秀(岡田義徳)が発見した事件の捜査を始めた。
若年性認知症を患う母・ふき(余貴美子)と一緒に暮らし、幼いときに誘拐事件に巻き込まれたことのある中込を自分自身と向き合わせていく風間。
荒療治のようにも思えるが、それに応えられるはずだと思うからこそ。中込は被疑者の自白を引き出す中で気持ちを言葉にできたことで「これからは感情をコントロールできます」と成長を見せた。
風間は「君は普通の警察官ではない。被害者の経験がある。犯人を許さないという気持ちは誰よりも強い。それを事件だけに向けろ」とアドバイスし、指導を終えた。
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