本日通算200回が放送! 「科捜研の女」の“遊び心”についてプロデューサーを直撃!
「我々も“ドモマリ”って言っています。ある意味、公認です(笑)」
――登場人物に関するところでは、マリコと土門の関係が“ドモマリ”と呼ばれたりもしています。
チャンスがあれば視聴者にドキドキしてもらえるようなシーンは意図的に作ろうと思っています。ただ、実際に演じているお二人が「“ドモマリ”はくっ付くことはない」という意識を何となく持って演じていらっしゃるので、少しやり過ぎくらいに書いて、お二人が引き算をしてくれてちょうど良い具合になっています。
でも、本筋を曲げてまで“ドモマリ”のそういうところを描こうとは思っていないです。ある意味、僕らも視聴者と一緒にそれを楽しんでいるというか、「どんな反応になるかな?」という部分も含めて、楽しんでいる部分はありますね。
“ドモマリ”というフレーズは、最近SNSやネットでそう言われるようになって、我々も“ドモマリ”って言っています。ある意味、公認です(笑)。最近は、風丘先生(若村麻由美)とマリコの2ショットを“カザマリ”って言うらしいです。
――最後に、通算200回となる、3月15日(木)放送の第17話についてお聞かせください。テーマは「働き方改革」ということですが。
マリコたちには、犯人を逮捕しなくてはならない、事件解決を待っている人たちがいるから自分たちは寝食を忘れて鑑定をするという使命感が第一にあります。それに対する働き方改革で、言っていること自体は正しいんですけど、“間違った運用をするとどんなことが起こるか”ということを、第17話ではテーマとして通したつもりです。
今の働き方改革の問題にある意味の答えを出しているというか、「無理にやろうとすると、こんなあつれきが起こる」「そうなったらどうしたらいいの?」という答えを「科捜研の女」なりに出しています。
テーマにしようと思った理由としては、社会の流れが一番大きいですが、第1話で江藤(中川大志)というキャラクターを出して、そのキャラクターと科捜研を対立させるときに、何で対立させるかというところで、“効率を求める現代的な働き方”と“科捜研の使命感に基づいた働き方”を対立させたんです。
本当はその1回で終わる予定だったんですけど、第1話をああいう形にしたことによって、逆に働き過ぎて科捜研のメンバーが倒れたとか、そういうところから始まる事件があってもいいなという提案が脚本の櫻井さんからもあって、それを実際にやってみたという感じですね。
実はこのシーズン17中に、一応、日野所長(斉藤暁)が倒れる伏線を張っていたんです。それをやっていたときにはもう第17話はこういう形にしようということは考えていました。働き方改革について、日野所長が結論に近いものを出しますので、それを楽しみにしていてください。
毎週木曜夜8:00-8:54
テレビ朝日系で放送
※3月22日(木)は夜8:00-9:48
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