<試写室>「M 愛すべき人がいて」田中みな実“礼香”のあざとくない“接近戦”にゾクゾク
本作は、歌姫・浜崎あゆみが誕生するまでに秘められた出会いと別れを描く小松成美の同名小説を映像化。鈴木おさむがドラマならではの彩りを加え、連続ドラマとなった。
安斉がのちに「平成の歌姫」と呼ばれ、楽曲だけでなく、ファッションやメークなどすべてが注目を浴び、一大ブームを巻き起こすトップスターであり、女性たちのカリスマとして君臨することになるアーティスト・アユを演じる。
一方、三浦が演じるのはレコード会社「A VICTORY」を設立し、専務取締役に就任し、名プロデューサー「マックス・マサ」として、音楽シーンで数々のムーブメントを生み出すマサ。
その他、アユやマサの運命を大きく左右する個性豊かなキャラクターとして白濱亜嵐、田中みな実、高嶋政伸、高橋克典らが参加し、シンデレラストーリーを盛り上げる。
第3話あらすじ
レコード会社A VICTORYの社長・大浜(高嶋)は、流川翔(白濱)がプロデュースする4人組ガールズグループにアユ(安斉)を追加して5人組でデビューさせるとマサ(三浦)に告げる。
反論するマサだが、決定事項だと一蹴されてしまう。会社の決定になすすべもないマサは、アユにガールズグループのセンターとしてデビューすることが決まったと報告する。
ソロでのデビューを夢見ていたアユは、複雑な気持ちを押し殺して無理に喜んだふりをする。
翌日、マサは会議にアユを連れて行き、役員たちの前でソロデビューさせると告げる。しかし、大浜や他の役員たちは、アユを見て口々にこき下ろし始める。
何を言われても笑顔で耐えるアユの姿を見たマサは、「アユが売れなかったら会社を辞める」と宣言する。
一方、マサの秘書・礼香(田中)は、「あなたは泥棒の手をしている。私の大切なものを奪わないでね?」とアユに宣戦布告。
ある時、ふとアユが語る言葉の数々を思い出したマサは、アユに歌詞を書いてみるよう指示。彼女の紡ぐ言葉が人々の心に響くと考えたマサは、アユを“アーティスト”として売り出そうと考えたのだ。
「作詞なんて無理…」と弱気になるアユだが、祖母・幸子(市毛良枝)の励ましを胸に、自分の思いを歌詞に込める作業に没頭する。
アユが初めての作詞に四苦八苦する中、心の支えでもある幸子が倒れてしまう。