時効警察のあらすじ
霧山(オダギリ ジョー)は、作曲家・雨田(うだ・ROLLY)が殺された時効事件に目をつける。雨田は死に際に「サリエリ」という文字を残しており、その名はモーツァルトの才能をねたんで殺したとされる男の名前と一致することから、警察は犯人を男と断定。が、霧山は雨田の周辺を洗い当時雨田と同居していた作曲家・冴島(りょう)から事情を聞く。
霧山(オダギリ ジョー)は、女子高生の律子(真木よう子)が森で殺害された時効事件を調査する。事件の直前まで律子が喫茶店で大学合格を祝っていたと知り、霧山は事情を聞くため、その時一緒にいた・弥生(櫻井淳子)の元へ。弥生が「曖昧(あいまい)」を「まいまい」と読み間違えたり、論文を自分で書かず、口述筆記させたりする姿に、霧山は疑問を抱く。
霧山(オダギリ ジョー)に、時効が成立した「平成の三億円事件」と呼ばれる事件の犯人を名乗る女性・聡子(葉月里緒奈)が電話してきた。聡子は、警察の手ぬるい捜査を告発する手記を発売するため、遺留品を返却してほしいと要求。霧山は「真相を究明して、あなたが犯人だとの確証を得られれば返す」との条件を提案し、時効捜査を開始する。
霧山(オダギリ ジョー)は、万引きをした女子高生・真弓(吉高由里子)を補導した。改心した真弓は、霧山と一緒にいた十文字(豊原功補)らを、母・レイコ(森口瑤子)のスナックに招く。レイコは、15年前に夫を殺し、時効寸前の指名手配容疑者だったが、整形して姿を変えていた。霧山は、ある指名手配のポスターが気になりながらも、旅に出てしまう。