小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-9:00ほか、NHK総合ほか)の第14回「都の義仲」が4月10日に放送された。尊敬する父・木曽義仲(青木崇高)の命に従い、人質として鎌倉に来た義高(市川染五郎)が、源頼朝(大泉洋)の愛娘・大姫(落井実結子)の若きフィアンセとなり、政子(小池栄子)から温かく迎えられた。義高の極めて美しいビジュアルが視聴者を引き込み、義高と義経(菅田将暉)の互いの本心を隠した会話劇にも注目が集まった。(以下、ネタバレが含まれます)
Twitterトレンドランキングの常連!
三谷幸喜が脚本を務める「鎌倉殿の13人」は、源頼朝に全てを学び、武士の世を盤石にした男・北条義時(小栗旬)と、彼を中心に鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”を支えた13人の家臣団の生きざまを描く物語。毎週、Twitterのトレンドランキング1位の常連であり、今週も番組タイトルの他、「三種の神器」「セミの抜け殻」「義高くん」等、関連ワードがずらりと並んだ。
今回は、嫡男・義高を鎌倉へと送った義仲が、平家の追討軍を撃退して上洛。敗れた平宗盛(小泉孝太郎)は、三種の神器とともに都を落ち延びる。義仲の活躍に焦る頼朝であったが、義仲と後白河法皇(西田敏行)との関係が悪化すると、弟・義経を大将とし派兵することを決断。しかし、利益のない戦に御家人たちが不満を募らせていくという展開で、物語は不穏な雰囲気が漂い始めている。
美しき義高に政子もメロメロ!
当初、政子は、義仲の嫡男が人質でやって来ると聞き、さらに大姫の許婚(いいなずけ)という名目であることに不機嫌だった。ところが、義高の姿を見るなり、態度が一変。義高はとても眉目秀麗な上、礼儀正しい若者であり、大姫も政子もすぐさま義高を気に入った。女性陣の目はハートになったといったところ。義高は冠者殿(かじゃどの)と呼ばれ、大姫とはもちろん、義時や他の坂東武者とも打ち解けた日々を送っていた。