――タイトルにちなんで、お互いの“最強”だと思う部分は?
高嶋:沢村さんはお芝居に無理がない。自然なんですよ。やっぱり、自分にないものを絞り出そうとしてもダメですから。自分の中にあるもので調和を取りながら演じていくことが一番自然ですし、見ている方も心地が良いと思います。
沢村:ありがとうございます(笑)。高嶋さんは、とにかく多趣味。映画もたくさん見ているので、役作りをする時の引き出しがたくさんあるんですよ。森山先生を演じる時も、全然違うジャンルから引っ張ってきて役を膨らませたりする。
それと、現場での集中力。絶対にNGを出さないんだという姿勢がすごいなと思っています。
高嶋:NGはいっぱい出していますけどね(笑)。昔、劇団にいた時に先輩の役者さんから芝居を止めるなと言われたことが心に残っているんですよ。だから、せりふが出てこなくても、何かしゃべってつなげようとしちゃう。
他の現場では監督から「ふざけてるよね」って言われたことがあります(笑)。だから、みんなやりづらいんじゃないですかね。
沢村:どこから引っ張ってきたんだという言葉が飛び出しますから(笑)。ほとんど、僕が笑ってしまってNGになることが多いです。
――2018年は「戌年」ということにちなんで、お二人にとってのオンリー“ワン”は何ですか? 例えば、普段の生活に欠かせない必需品や大切なものなど。
沢村:う~ん、何でしょうね。大切なものと言ったら、高嶋さんもお子さんが生まれて、僕も子供が3人いますからやっぱり「家族」ですよね。オンリーワンと聞かれたら。
高嶋:もちろん、僕も同じですね。好きなものだったら、映画やジャズなどがあるけど…。
沢村:欠かせないものは、最近だと携帯ですかね。空き時間によく検索していました(笑)。
――何を探していたんですか?
沢村:ミニカーのサイトを見ていたんです。黄色いフェラーリの「ディーノ」が欲しくて。買おうと思えば買えるんですけど、好き過ぎてまだ手に入れていないんです。手に入った瞬間、この好きだという気持ちが消えたら嫌だなと思って(笑)。
高嶋:いつも持ち歩いている物だったら僕は「葛根湯」ですね。ゾクッときたらすぐ飲んでいます。
沢村:僕も持っています。(風邪を)ひき始めの時に飲むと効くんですよ。
高嶋:この前、街を歩いていたらメキシコから来た夫婦と出会ったんですけど、何か咳き込んでいるんですよ。だから「ディス、イズ、ナチュラル。ノー、ケミカル」って伝えて葛根湯をあげました。喜んでもらえたのか「グラシアス!(ありがとう)」って言われて握手されました(笑)。僕らの仕事は鼻声になると、いろいろ支障をきたしますからね。
沢村:僕もすぐ鼻声になるんですよ。
高嶋:沢村さんは、現場で「今日、鼻声なんですよ」って言うんですけど、僕らからするといつも通りの声なんです(笑)。
沢村:自分の中では、調子の波みたいなものがあるんです(笑)。
高嶋:初めてお会いした時に言ったんですけど、沢村さんの声はフォギーボイス。霧がかかったような声なんです。こっちがどんなに面白いことを言っても、そのフォギーボイスに包まれて全部持って行かれてしまうんですよ(笑)。
沢村:自分では、分からないですけど…、すみません(笑)。
取材・文=月山武桜
1月4日(木)夜9:00-11:10
テレビ朝日系で放送
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